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靖国神社にどーんと建ってる帝国陸軍建軍の祖、大村益次郎は、東京招魂社として
無宗教の国家霊園を作って、宗教に関係ない兵士の純粋な鎮魂の場にしようとした。
百姓出身の蘭学者の大村にしてみれば、欧州の国に普通にある「無名戦死の墓」が
頭にあったに違いない。戦死者は、下級兵士も将官も、身分や宗教に関係なく平等に
祀りたかったんだろう。しかし、大村は明治4年に暗殺されてしまう。
その後、大村の跡を継いだ山県有朋が、東京招魂社を明治12年に別格官幣社の
「靖国神社」にして、国家神道を前面に出してしまった。山県はこういう形式主義や
精神主義を全面に出す癖がある。
俺は大村益次郎の平等主義が好きだね。