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★教員反対で外国籍生徒の編入に遅れ
・大阪市内の市立中学が、編入を希望した東南アジアの外国籍の女子生徒(12)に対し「受け入れ
準備が整わない」といった一部教員の反対を受けて、市教委の指導まで入学申請書を渡していなかった
ことが28日分かった。
生徒は1カ月後に入学したが、市教委は「受け入れが原則で、時間がかかりすぎだ」とし、教員の
発言内容についても問題がなかったか調査している。
市教委によると、生徒は今年6月1日、父母と学校を訪れ編入を希望。生徒は日本語がほとんど
話せず、中学側が小学6年への編入を勧めた。しかし生徒の希望もあり、父母は同月17日、
再度中学への編入を希望した。
だが直後の職員会議で、複数の教員から「他校に行けばいい」「十分な受け入れ態勢が取れない」
など反対が相次ぎ、校長は、就学通知発行に必要な「入学申請書」を渡していなかったという。
市教委の指導で学校は同月24日に申請書を保護者に渡し、生徒は7月1日から就学。だが10日間は
クラスも決まらなかったという。
市教委は「日本語を指導するセンター校に通ったり通訳を派遣したりするなどのサポート態勢もあり、
拒否はあってはならない」としている。
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