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★麻生首相、地方行脚初日から“失言”
逆風の麻生太郎首相(68)が、自らまいた種でさらに窮地に追い込まれた。
25日午前、横浜市の会合で、高齢化社会に触れた際「高齢者は働くことしか才能がない」
「80歳過ぎて遊びを覚えても遅い」と、高齢者をからかうような発言をした。
麻生氏は夕方、仙台市の講演で「誤解を与えた」と釈明したが、
選挙戦に影響を与えるのは必至の失言だ。
細田博之幹事長(65)も24日、失言を撤回したばかり。
選挙戦中とは思えない緊張感のなさに、党内には不信感が広がっている。
麻生氏は25日午前、横浜市で開かれた日本青年会議所の会合であいさつ。
高齢化社会の現状に触れ「日本は65歳以上の高齢者が元気。
介護を必要としない人は実に8割を超える」と指摘した。しかし、その後が悪かった。
「元気のある高齢者をいかに使うか。この人たちは、働くことしか才能がない」。
さらに「80歳過ぎて遊びを覚えても遅い。60歳、80歳を過ぎての手習いは遅い。
働ける才能をもっと使えば立派な納税者。彼らが納税者になれば、
日本の社会保障は全く違ったものになる」と述べた。
麻生氏は、活力ある社会へ向け、高齢者を労働力に活用する必要性を訴える中、
これらのフレーズを使った。過去の街頭演説でも、高齢者に対し冗談めかした
内容で笑いを誘うことはあった。しかし、この日の発言は、置かれた環境は
1人1人違う高齢者に対する労働の強要や、からかいにとられかねないだけに、
有権者の反発は避けられない。
まずいと思ったのか、麻生氏はこの日夕、仙台市の党宮城県連セミナーで講演した際、
横浜での発言に言及した。「『高齢者は働くしか才能がない』という部分だけ、
切り取られ(報道され)た。活力ある高齢者には社会参加してもらいたい、
そういう場をつくるのが活力ある高齢化社会だ、ということを言いたかった」と釈明。
「誤解を与えたようなので、ここで話をした」「私の父(太賀吉氏)も最後まで
働くことに意欲を持っていた」と理解を求め、火消しに追われた。(続く)
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