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電子部品大手のTDKが手がける電子機器の「電磁波(ノイズ)」を抑制する技術に
脚光が集まっている。その核となるのが、さまざまな機器から発生されるノイズを測定
する「電波暗室」だ。ノイズ対策は、パソコンや携帯電話などのデジタル機器のほか、
テレビや洗濯機、さらには自動車などにも必要性が広がっており、TDKにとって、
大きなビジネスチャンスとなっている。
高性能化でノイズ増大
エレクトロニクス技術の進歩で、高性能化と小型化が加速する電子機器。一方で、使
用される電子部品の過密化と信号の高周波化が進み、機器の誤作動を引き起こすノイズ
の発生量も増大しており、その抑制が大きな課題になっている。
しかも、ノイズが増えれば、電気などのエネルギーの消費効率も悪くなり、それだ
け、二酸化炭素(CO2)の排出量が増えるため、環境面での影響も見過ごせない。
このため、各社とも製品の設計・開発段階からノイズ対策に懸命だ。ノイズには、
自ら発するノイズが機器の動作を阻害する「電磁妨害(EMI)」と、付近にある電子
機器が発するノイズの影響を受ける「電磁感受性(EMS)」の2種類がある。
この2つのノイズを退治するのが、「電磁環境適合性(EMC)対策」だ。
対策には、まずノイズの発生状況を正確に測定することが欠かせない。そこで、活躍
するのが、TDKの「電波暗室」だ。
(続く)
■ソース(産経新聞)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
※写真 外部からの影響を完全に遮断したTDKの電波暗室=千葉県市川市のTDK
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URLリンク(sankei.jp.msn.com)