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★【09衆院選】首相が初の遊説で“お騒がせ”発言連発
麻生太郎首相は25日、衆院解散後初の地方遊説に出かけたが、早くも“お騒がせ発言”を連発した。
21日の解散後の記者会見で、自身の不用意な発言を陳謝したばかりだが、今回も誤解を招く表現で、
選挙前から野党に攻撃材料を提供してしまったようだ。
首相は25日午前、横浜市で開かれた日本青年会議所の会合で、「高齢者は働くことしか才能がない。
80歳を過ぎて遊びを覚えても遅い」と述べた。首相は同時に、高齢者の8割が介護を必要としない
現状を指摘しており、高齢者の「働ける才能をもっと使う」ことによる活力ある高齢化社会の
実現を訴えたかったようだ。だが、高齢者を揶揄したと受け止められかねない表現だったのは事実で、
会場に微妙な空気が流れた。
同じ会合で、平成21年度補正予算で計上した国立メディア芸術総合センター(仮称)について
「若者が持っているコンテンツは、アニメーション、CD、写真などたくさんある。
ハリウッドが映画のメッカなら、秋葉原をコンテンツのメッカにすればいい」と、
東京・秋葉原への設置を示唆したと受け取れる首相発言も飛び出した。
センターについては、文化庁が東京・お台場を候補地に建設する構想を示していたが、
有識者らでつくる文化庁の設立準備委員会が24日、「新設にこだわらない」方針を確認している。
また、117億円の予算に、民主党が「無駄遣い」と批判しており、必ずしも評判がいいとは
いえない政策だけに、首相の積極発言が吉と出るか凶と出るか。
自民党内では、内閣支持率低迷を踏まえて、首相への選挙応援の要請に慎重な雰囲気があった。
この日の発言がその傾向に拍車をかける可能性もある。
一方、首相の「高齢者」発言を受け、野党幹部は一斉に批判を開始した。
民主党の鳩山由紀夫代表は同日、大阪府内などの街頭演説で「一生懸命働いたあと楽しく
人生を過ごしたいというのは高齢者の自由。どう考えてもおかしな言い方だ」と非難。
共産党の志位和夫委員長もインタビューで、「高齢者を侮辱したような発言」と述べた。
産經新聞 URLリンク(sankei.jp.msn.com)