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マレーシアのイスラム法廷が、ナイトクラブでビールを飲んだとして、イスラム教徒のモデル女性に
むち打ち6回の刑を言い渡していたことをニュー・ストレーツ・タイムズ(New Straits Times)紙が21日
伝えた。
同紙によると、モデルのKartika Sari Dewi Shukarnoさん(32)は前年、マレーシア東部パハン(Pahang)
州のホテルのナイトクラブでアルコールを飲んだ罪で有罪を言い渡された。
パハン州のイスラム法廷判事は、同紙に対し「むち打ち刑が法にある以上、刑は公正と考えている。
むち打ち刑は、受刑者に罪を悔い改めさせ、かつイスラム教徒へ教訓を示すために行われる」と語った。
Kartikaさんは、このほかに5000リンギット(約13万円)の罰金を言い渡された。判決を言い渡された際に
泣き崩れたKartikaさんは、控訴する意向だという。
マレーシアでは少数派のインド人や中国人らは酒を自由に楽しむことができる。これは、イスラム法廷と
一般法廷を併用するマレーシアの司法制度のためで、イスラム法廷では、イスラム教徒を宗教的戒律違反
で罪に問うことができる。(c)AFP
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