09/07/19 11:08:49 0
名古屋市天白区の市営住宅で6月、一人暮らしの障害者の男性(41)が遺体で見つかった。
市営住宅の管理事務所が2月に区役所に「男性が姿を見せなくなった」と連絡していたが、
市が部屋の中を確認したのは4カ月以上たった後だった。
男性の遺族や天白署によると、市の職員や同署員らが6月12日に男性の部屋を訪れ、
寝室のベッド脇で亡くなっている男性を発見。現場に荒らされた跡がなく、病死と判断された。
1月中旬にどらやきなどを買ったレシートが見つかったことなどから、同月末ごろに亡くなったと
見られるという。
市や遺族によると、男性は03年4月に同住宅で一人暮らしを始め、身体障害と知的障害が
あったことなどから生活保護を受けた。男性が家族に居場所を伝えないよう求めたため、
市は家族には住所を知らせなかったという。
男性は毎月、月初めに管理事務所に家賃を払いに行っていたが、今年2月は訪れなかった
ことなどから、管理事務所が同9日、区役所に「最近、本人を見ていない。どうしたのだろうか」と
連絡。市は同24日に男性宅を訪れたが、男性の自転車がなかったことから、不在と判断し、
男性の母親に警察への捜索願を出すよう依頼した。
母親は3月3日、捜索願を出すことを断った上で、「自転車があって応答がなければ、部屋に
踏み込んで欲しい」と要請。区役所はその後も何度か訪問したが、不在と判断。市が部屋を
開けることを決めたのは、近所の住人がベランダの汚れなどの苦情を伝えてからだった。
男性の妹は「一刻も早く部屋を開けてくれれば、兄がなぜ死んだのか詳しく分かっただろう。
残念だ」。市は「プライバシーの問題もあり、部屋を開けるのは難しい判断だが、確実な
安否確認が必要だった」と話した。
asahi.com 2009年7月19日4時25分
URLリンク(www.asahi.com)