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北海道の大雪山系トムラウシ山(2141メートル)で8人が死亡した遭難事故をめぐり、北海道警
は18日午後、登山ツアーを主催したアミューズトラベル社の札幌市の営業所を業務上過失致死
容疑で家宅捜索した。東京都内の本社も捜索する方針。道警は同日、死因などを詳しく
調べるため遺体を旭川医大(旭川市)で司法解剖しており、立件を視野に捜査を進める考えだ。
道警などによると、トムラウシ山のパーティーは遭難時、50~60代の客15人とガイド3人
という構成だった。ガイド3人のうち、2人は今回のコースは初めてだったという。
この一行については、低体温症などで歩行困難者が出る中で、最終的にばらばらに分かれる
形になっていたことがわかっている。自力で下山した客には「ガイドのペースが速すぎて脱落
した」との証言もある。道警は、関係者の事情聴取や家宅捜索から、登山ツアーの計画に無理は
なかったか、悪天候でなぜ登山を決行したかなどについて詳しく調べる。
また、茨城県つくば市の旅行会社オフィスコンパスが企画し、6人が遭難、1人が死亡した美瑛岳
(2052メートル)の登山ツアーについても捜査を進める考えだ。
一方、ツアー客の遺族は17日夜、ふもとの新得町に到着。町内の武道館に安置された遺体に
対面し、そのまま一夜を過ごした。
遺族は旅行会社が手配した大型バスなどで駆けつけ、足早に館内に入った。浜田正利町長に
よると、母親を亡くした遺族は「百名山に数えられる山に行くということで楽しみにしていたのに……」
と涙を流した。ひつぎの前に座り込んで顔を伏せたままの遺族もいたという。登山口まで花を
供えに行きたいという意向も寄せられたという。
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