09/07/18 10:20:27 rhkQ58p50
日本の経済発展と高度成長.
あれはね.経済発展の初期段階では,豊富に労働資源を提供する農村が存在したことが大きい.
ちょうどいまのシナみたいにね.
高度経済成長なんてのは,第一次産業から第二次産業や第三次産業への労働力の移動が劇的に
進行するプロセスなんで,生産性の低い産業から生産性の高い産業にシフトすることで
一国全体の生産性が高まる現象であって,それぞれの産業内での生産性向上は副次的な要素だ.
そんな時代には,農村を活かさず殺さずの自民党政治が,安定的な経済発展のためには
皮肉なことに最適だったのさ.
でも,産業間の労働人口の移動の可能性が飽和したいまの日本では通用しないよ.
成長の源泉は,ひとつには,各産業内の生産性上昇を持続させること,さもなければ,さらなる
産業構造の転換を持続させることによってもたらされる.いまの自民党がそのどちらの要請にも
自覚的なビジョンをもってゐるとはとても思へない.