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【主張】自民党迷走 憲法改正で立て直し急げ
麻生太郎首相が21日に衆院を解散することが固まった。自民党内で首相(総裁)交代を求める勢力などが目指していた
両院議員総会の開催が見送られ、総裁選前倒しの可能性も消えたためだ。首相としては「麻生降ろし」を封じたつもりだろうが、
衆院選に臨むうえで、首相が出すべき答えがみつかったわけではない。大型地方選の連敗に象徴される自民党の退潮の原因は何か。
指導者としてこの国の針路をどう示すのか。首相がきちんと語らないことが、与党内で求心力を失い、内閣や党への支持を減らす
要因になってきたのではないか。21日の両院議員懇談会での発言やマニフェスト(政権公約)を通じて、解党的な出直しの姿を
具体的に示すことは首相の責務だ。首相は解散の判断を14日の代議士会などで説明した際、「引き続き景気対策、経済対策を実行する」
ことが「自分に与えられた使命」と位置付けた。絶え間のない経済対策に政府・与党が意を用いるのは重要だが、これで国民の信を
問おうというのだろうか。指導者の気概と決意はみえない。首相は民主党の政権担当能力に関連して、同党の外交・安全保障政策への
懸念を指摘している。それなら、民主党があいまいな態度をとる憲法改正問題を論戦の正面に据えてはどうか。
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