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★若年層のいらいら、過去最高=不満「選挙で考慮」-日本人の国民性調査・文科省
・経済や社会に閉塞感が漂い、若年層を中心にいらいらが募る-。こんな日本人の現状の一端が
16日、文部科学省統計数理研究所がまとめた「日本人の国民性調査」で明らかになった。
社会への不満は「選挙で考慮する」とした人の割合は過去最高となった。
調査は1953年から5年ごとに実施。今回は昨年10~11月、国内に住む20~79歳の男女6400人を
抽出し行った。回答率は52%。
調査によると、日本の経済力を「非常に良い」「やや良い」と肯定的にとらえる人は93年の79%から
37%と激減。日本人の生活水準も、二つの回答を合わせ74%から49%に減った。
一方、将来への悲観的な見方は増加。「生活が今後豊かになる」とみる人は前回調査の14%からさらに
減って過去最低の11%に、逆に「貧しくなる」と答えた人は過去最高の57%へと増えた。「この1カ月間に
いらいらしたことがある」人の割合は、過去15年で最高の48%に。若年層ほど割合は高く、20代では63%、
30代では62%に達し、初めて6割を超えた。
政治に対する意識では、社会への不満がある時に「選挙で投票する時に考慮する」と答えた人が55%を記録。
「何もしない」は28%と過去最低だった。衆院選で「何をおいても投票する」とした人は40%と、過去2回の
低下傾向から持ち直した。
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