09/07/17 16:50:31 0
「NHKの番組が偏向している」として8000人が提訴したという記事を、
紙面で目立つ扱いにした。
どう受け止めるかはもちろん読者次第だが、私としては違和感を伝えたかった。
日本による台湾の植民地統治を検証した番組「JAPANデビュー」に反発する人たちが、
ネットやCS放送、デモなどで抗議を続けている。
それ自体は「言論の自由」だ。
嫌な感じなのは元首相を含む国会議員が絡んでいること。
以前、NHKの従軍慰安婦問題を特集した番組や映画「靖国」でも指摘されたことだが、
政治家の発言は圧力になりかねない場合がある。
特に慎重であってほしいと思う。
番組内容は「台湾は親日的」との固定観念が問い直され、当時の「同化政策」が
チベットやウイグルへの施策と通じる面もあるように感じられ、興味深かった。
万人が納得するキャンペーンはない。
「筆を曲げない」気概だけは譲らないでほしい。
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