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★『違う考え認める学校に』 原告教諭通知で現場息苦しく
・県立学校の教職員ら百三十五人が県に、入学式や卒業式で日の丸に向かって起立して君が代を
斉唱する義務がないことの確認を求めた訴訟の判決が十六日、横浜地裁で言い渡される。
県教委が二〇〇四年十一月、各校長に送った起立斉唱を義務付ける通知が「思想・良心の自由」を
保障した憲法一九条に違反するかどうかの判断が焦点となる。原告に判決にかける思いを聞いた。 (岸本拓也)
「人と違う考えを認め合えない教育現場であってはならない」
湘南地区の県立高校で社会科を教える竹下雅悦教諭(50)は、そんな思いから裁判に参加した。
高校教師になったのは一九八三年。赴任先の入学式や卒業式で、君が代斉唱の際に不起立を
貫いてきた。
日の丸への違和感を抱いたきっかけは、父の戦争体験。戦時中、父がスパイと思い込み処刑した中国人が、
無実の農民だと学生時代に読んだ文献で知った。父は事実を知らず、最期まで日の丸や君が代を愛した。
竹下さんは「父のような人を多く生んだ教育の象徴である日の丸・君が代を敬うことはできない」と話す。
裁判で県側は「起立斉唱は儀式的行為にすぎず、個人の内心に踏み込むものではない」と主張する。
しかし、竹下さんは県教委の通知後、現場の雰囲気が変わったと感じる。県教委は不起立教員の
氏名収集を、県の審査会で二度も不適当とされたにもかかわらず続ける。現場には息苦しさが漂う。
竹下さんの学校には日本国籍以外の生徒も少なくない。生徒には国旗国歌を敬う自由と、そうでない
自由が許されることを教える。
「生徒に画一的な思想を押しつける意図が、個人の権利を保障する憲法や民主主義の基本を学ぶ学校に
あってはならない。判決もそうあってほしい」
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