09/07/17 00:00:37 JoLwaPBx0
「戦争犯罪を認めて少女への犯罪を防げ」
那智 文江(民衆法廷陪審員 58歳 東京都)
7日付投書欄の秀里音子さんの「宇宙の隣人も我々を見ている」を読み、
私も一言申し上げたくなり筆を執った。宇宙人による地球人の誘拐拉致も
恐ろしいことだが、もっと身近な例を挙げれば、最近では年端もいかない
少女を狙った卑劣な誘拐や誘拐未遂事件が頻発している。これもやはり、
日本軍による従軍慰安婦の強制連行を真似たものと考えるのが自然である。
60年前の日本の男による戦争犯罪が、廻り巡って日本の少女たちを危険に
追いやっている。
そして、そのような犯罪行為を指導したのが他ならぬ昭和天皇であった
ことは、いまさら言うまでも無い。数年前、ある市民団体が中心となった
正当な裁判を通じて、その動かぬ事実が明白となった。さらに、この裁判
に取材した番組が日本放送協会で放送されることにより、天皇と日本軍の
非道な行いが世間に周知される筈であったのに、一部政治家の卑劣な介入
を受けて、放送の内容が不当に歪曲された事実は記憶に新しい。
このように、かつての従軍慰安婦拉致という重大犯罪が隠蔽され続け、
その間にも罪の無い少女たちが拉致され、傷つけられていくのである。
何という皮肉な話であろうか。日本政府は国民の生命と安全を守るべき
責務を何と心得ているのか。
拉致は犯罪である。それが日本の少女に対するものだろうと、アジアの
女性に対するものだろうと、犯罪であることに変わりは無いのだ。そして、
罪を罪とも認めぬ国には、罪を罪とも思わぬ無法な男どもが蔓延るのだ。
もはや一刻の猶予も無い。これ以上の少女への凶悪犯罪を防ぐ為にも、
日本政府は過去のアジア女性への犯罪行為を速やかに謝罪して、然るべき
賠償措置を執るべきである。