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・「すべて消したかった」「火事で苦しまなくて済むように両親に睡眠薬を飲ませた」-。埼玉県熊谷市の
自宅に放火し両親と長男の3人を殺害したとして、現住建造物等放火と殺人の罪に問われた無職、
斉藤綾被告(28)は、10日にさいたま地裁で開かれた公判で、こう供述した。
斉藤被告は1年前の初公判で放火は認めたものの、「死なせるつもりはなかった」と殺人の罪は否認。
一転、罪を認めた斉藤被告の口から語られた動機には、男性の影があった。
平成19年1月29日午前1時35分ごろ、自宅1階和室などに灯油をまいてライターで火をつけ、1階で
寝ていた父親の三郎さん=当時(78)、母親の栄子さん=同(61)、長男の蓮君=同(5)=の3人を
殺害したとされる。
検察官「火をつけようと考えたのは悩みをすべて消したかったから」 被告「はい」
斉藤被告は当時の悩みについて、交際相手の男性と仲がうまくいっていなかったことなどを供述。
検察側はこの悩みを追及した。
検察官「すべて失えば、交際相手の気をひけると思ったのか」
被告「少なからず心配してくれると思った」
一方で、斉藤被告の事件後の行動は奇異だった。検察側は、斉藤被告が事件後の1カ月弱で、
化粧品などのために親族のカネを30万円も使っていたことを明かした。
検察官「どうしてカネをこんなに使ったのか」
被告「気を紛らわせたかった。とにかく必要なものを買いなさいといわれ、たくさん買ってしまった」
検察官「あなたは病院を退院後、交際相手に何度も『会いたい』『泊まりたい』とメールしたよね」
被告「覚えていない」
検察官「家に火をつけてすべて失えば交際相手が同情してくれると思ったようだが、気をひくための
行動だったのでは」
被告「バレンタインチョコはあげた」
斉藤被告は事件後、昼間は3人の遺骨のある親類宅に身を寄せていたが、夜は近所の交際相手とは
別の男性宅で過ごした。「遺骨を見るとすごくつらい」からだという。地裁は弁護側の精神鑑定請求の
採用を決定している。鑑定は9月末までを予定。(抜粋)
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