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★<隣家親子殺人>志村被告に無期懲役判決 複数被害では異例
・東京都杉並区で07年、隣家の親子を殺害したとして強盗殺人罪などに問われた元日本大生、
志村裕史被告(24)に対し、東京地裁は15日、無期懲役(求刑・死刑)の判決を言い渡した。
植村稔裁判長は主な争点とされた当時の責任能力について、検察の主張を認める一方で
「計画性が乏しい。前科がなく当時21歳8カ月と若く、改善、更生の余地がないとまでは言えない」と
述べた。法定刑が「死刑か無期懲役」と定められた強盗殺人で被害者が複数の場合、死刑を回避した
判決は異例。
判決は動機について「母親からもらう小遣いではパチンコ、ゲーム等の遊興費、たばこ代を賄うのに
十分でなかったと言うに過ぎず、酌むべき余地はない」と指摘。さらに被害者に何の落ち度もないことや、
2人の口をふさいで、ナイフで左胸を突き刺してほぼ即死させている点や2人の遺族が死刑を
望んでいるとして、「冷酷非情な犯行態様にりつ然とせざるを得ない」として「刑事責任は誠に重大」と述べた。
しかし、計画性について、志村被告がスキー用マスクで顔を隠し、全身黒づくめの格好でナイフを持って
隣家に侵入した点だけは「準備は周到」と認めたが、「当初はナイフで脅して現金を奪おうと考えており、
殺意を抱いたのは実行行為の直前だった」として「当初から強盗殺人を計画していない」と認定した。
隣家の包丁を遺体のそばに置いて凶器と見せかけた点についても「偽装工作としては程度が低い」と述べた。
さらに、遺族あてに謝罪の手紙を書いていることや最終意見陳述で「反省している」と述べたことや、
被告の家族が遺族に慰謝料を支払っていることも死刑回避の理由とした。
弁護側は「事件当時、被告は心神喪失状態だった」と無罪を主張。判決は「責任能力に影響を及ぼす
状態にあったとは認められない」と完全責任能力を認めた。(抜粋)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
※元ニューススレ
・【裁判】 「おこづかい少ないから、ゲーム感覚でやった」 近所の高齢親子を強殺の元・日大生、「心神耗弱だったから死刑回避を」と弁護側
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