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大分自動車道で私立柳ケ浦高(大分県宇佐市)野球部が乗った大型バスが横転し
部員が死傷した事故で、このバスは、国の保安基準で義務付けられている
座席のシートベルトが設置されていないにもかかわらず、車検を通っていたことが、
九州運輸局大分運輸支局などへの取材で分かった。
同運輸支局は「整備者が基準を理解していなかったか、見落としていた可能性がある」として、
整備会社に対し監査を行うなど事実関係を調べる。
一方、新車として新規登録された際にも運輸支局で見過ごされた可能性も浮上している。
国土交通省の道路運送車両の保安基準では、10人乗り以上のバスは全座席に
ベルト設置を義務付けている。ただし、87年8月以前に製造されたバスは除外される。
事故を起こしたバスは91年に新車として登録され、同年に同高が購入した。
このバスは年1回の車検も通っていた。国指定の整備業者が行う「民間車検制度」で、
整備業者がチェックし「保安基準適合証」などの書類を運輸支局に提出していた。
指定業者で、バスの車検を行っていた宇佐市内の整備会社の担当者は取材に
「同高の自家用で、営業用の車両ではないため、シートベルトの車検時のチェックは
必要ないと考えていた。そもそもシートベルトがついていない車だったので、
問題ないと思って車検を続けていた」と話した。
新規登録の場合、91年当時は運輸支局が直接、検査していたが、大分運輸支局は
「当時、保安基準の適合性を判断したはずだが、書類が残っておらず分からない」としている。
新規登録時にベルトがなかったか、途中で外された可能性もある。
製造元の大手トラック・バスメーカーは「捜査の関係もあり、答えられない」としている。
亡くなった同高2年の吉川将聖(しょうせい)さん(16)は、事故で座席から車外に投げ出され死亡した。
ソース:毎日新聞
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