09/07/14 14:25:44 0
・「児童買春・児童ポルノ禁止法改正案」について、早ければ今国会で成立する見通しとなった。
報道によれば、9日に与野党間で修正協議が開かれ、「単純所持」を処罰対象とすることで合意がなされ、
その代わりに「自己の意思に基づいた所持」であることを捜査機関がきちんと立証すべきということになった。
ただ、法律施行前に入手した画像や文書を所持していた場合、それを違法とするかどうかについては、
まだ結論に至っていないようだ。
もう1つの対立点は、何を児童ポルノとするかという定義である。これを明確にしないことには、恣意的な
捜査が行われる恐れがあると民主党は指摘している。
国会の委員会やメディアで話題になったのは、1991年に発売された宮沢りえのヌード写真集『Santa Fe』は
どうなのかということだ。150万部も売れたベストセラーだが、これは彼女が17歳のときに撮影された
ものなので、児童ポルノに該当する恐れがある。
法律施行前に入手した画像や文書を所持していても違法となると、古書店はもちろん自宅にある
『Santa Fe』をすべて廃棄処分にしなければならなくなるのだ。
こうした話題もある今回の改正案なのだが、一番の本質は、残念ながら国会でもほとんど議論
されていない。それは、今まで日本がつくりあげてきたマンガ・アニメ・ゲームが、これによって
壊滅的な打撃を受ける可能性があるということなのである。
今回の改正案が完全に施行された場合、18歳未満の裸の写真のみならず、18歳未満の裸を描いた
絵もまたすべて法律違反ということになる。
これを厳密に適用すれば、『ドラえもん』に登場するしずかちゃんの入浴シーンもダメになり、
『機動戦士ガンダム』にも法律違反のシーンがでてくる。『キューティーハニー』に至っては大部分の
作品が違法ということになってしまう。
手塚治虫の作品も、『ふしぎなメルモ』をはじめ、子どもの裸のシーンが登場するのでアウトだ。
『ブラックジャック』のピノコもよく裸になっているが、彼女の場合は本当の年齢は19歳だからいいと
いう説もある。(>>2-10につづく)
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