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★都議会の第1党 自民、都連幹事長ら次々苦杯
・「東京からの政権交代」を目指して前回の51人を上回る過去最多の58人を公認した
民主党は現有34議席を上回り、第1党を確実にした。
全42選挙区で七つある1人区のうち、5選挙区で当選。前回の2勝5敗から形勢を一転させた。
16選挙区ある2人区や、5選挙区ある3人区でも上位で次々に議席を獲得。定数4以上の
選挙区の大半で複数の候補を擁立し競わせて票を掘り起こす作戦が功を奏し、躍進した。
一方、同じ58人を擁立した自民党は、麻生内閣の支持率が低迷するなか、無党派層の
支持を得られず、都連幹事長らベテラン議員が次々と落選。現有48議席を下回り、
40年守り続けた第1党の座を失った。
同党は今回、告示前から麻生総裁(首相)が候補者57人の事務所などを訪れる異例の
応援を展開。告示後も閣僚や党幹部を相次いで応援に入れた。石原慎太郎都知事も
選挙期間中、前回の20人を上回る36人の支援に走ったが、逆風をはねのけられなかった。
前回と同じ23人を公認した公明党は過去4回の都議選では公認候補全員が当選しており、
今回も全員当選を目標にした。支持母体の創価学会が組織をあげて支援した。
共産党は前回まで全42選挙区に立てていた公認候補を39選挙区に絞ったうえ、候補者数も
40人に。「都議会は自民、公明、民主のオール与党で野党は共産党だけ」と訴えたが、
2大政党のはざまで厳しい戦いを迫られた。
地域政党の東京・生活者ネットワークは5人を公認し、友党の民主党の推薦を受けたものの、
民主党と競合する選挙区が多く、存在がかすんだ。8年前に失った議席の回復を目標に
2人を公認した社民党も勢いがなかった。
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