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大学で発生するセクハラや性暴力の対策強化を求める声が高まっている。学生による
事件が後を絶たないのに加え、学生が被害にあっても言い出せないケースが多く、表面
化しにくい傾向があるためだ。
大学でのセクハラ防止に取り組む教職員や学生で作る「キャンパス・セクシュアル・
ハラスメント全国ネットワーク」のメンバーが今月1日、文部科学省を訪れた。京都教
育大の学生6人が先月に集団準強姦容疑で逮捕された事件を受け、「ほかの大学でも起
こりかねない」と指摘。性暴力を防止する教育の充実や適切な被害者保護など、再発防
止を求める要望書を提出した。
同大の男子学生6人は、今年2月末に酒に酔った女子学生(当時19歳)を集団で乱
暴したとして、先月逮捕された。その後、被害者と示談が成立して全員が釈放され、不
起訴処分となった。
大学は3月下旬に事実関係を把握し6人を停学処分にしたが、警察に通報せず、公表
もしなかったことから、その対応が問われた。また事件が発覚すると、学内外の複数の
学生がインターネット上に被害者への中傷を書き込んだ。
文科省では6人の逮捕直後に「対応検討チーム」を発足させており、事実関係の調査
や大学の報告をふまえ、各大学への通知などを行う方針。
大学生による性暴力事件は後を絶たない。2007年に同志社大、06年に京都大、
03年に早稲田大などの学生が逮捕されている。また教員などによるセクハラ事件は大
学が発表しなければ明らかにならないが、文科省は「処分件数は把握していない」という。
(続く)
■ソース(読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)