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米国の国際ピアノコンクールで優勝した全盲のピアニスト辻井伸行さん(20)が
幼いころに親しんだおもちゃのミニピアノが、売れに売れている。辻井さんの優勝以来、
製造元の河合楽器製作所(浜松市中区)には注文が殺到し、生産が追いつかないほど。
我が子や孫に使わせたいと、父母や祖父母らからの問い合わせが引きも切らない。
ミニピアノは、河合楽器が84年に販売を始めた。主に幼児が対象の知育玩具で、
弦の代わりに金属製のパイプをハンマーでたたいて音を出す。正確な音程と音の強弱を
つけられることが特徴で、オルゴールのような澄んだ音色を奏でる。鍵盤の数や
デザインの違いで8機種(4千~1万8千円)を用意。辻井さんが遊んでいたのは、
鍵盤が25あるタイプ(5775円)だ。
河合楽器によると、玩具メーカーなどが作る電子音の鳴るキーボードやミニピアノは
数多いが、楽器メーカーが作る本格的なアコースティックのミニピアノは国内では
同社だけが手掛けているという。
6月7日に辻井さんがバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝すると、
幼いころにミニピアノで遊んでいたことが朝日新聞などで紹介され、問い合わせが殺到した。
例年、6月は1千~1500台が売れるが、今年は月3千台に迫る売れ行き。河合楽器
広報課は「全国で品薄になっていて、これまでにない売れ行き」と話す。
※続きます。
asahi.com 2009年7月10日8時40分
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▽辻井伸行さんが幼いころに遊んでいた機種と同じミニピアノ。オルゴールのような音色が響く(画像)
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