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★都議選後 政局、一気に流動化 ハードル高い“やけくそ解散”
麻生首相の進退をめぐる政局は東京都議選後、一気に流動化する気配が濃厚で、自民党内の緊張は日ごとに高まっている。
首相の退陣はあるのか、これにより、衆院解散・総選挙の時期はどんな影響を受けることになるのか。
想定される展開をシミュレートした。帰国後の首相にとっては極めて苦しい状況が待ち受けている。
都議選で自民党は与党で過半数確保(64議席)という低い勝敗ラインを設定したが、
これを突破するのはかなり苦しい状況になっているというのが党内の一般的な見方。
これをクリアできなければ、党内の麻生降ろしが火を噴く。もはや、選挙に自信を持ちきれない若手や中堅にとどまらず、
これまで首相を支えてきた党執行部や派閥領袖クラスからも麻生首相で総選挙を戦うわけにはいかないとの声が高まってくるだろう。
これを封じ込める麻生首相の武器になり得るのは都議選直後の衆院解散だ。自分を辞めさせるというのであれば、
勝敗を度外視して解散してやるという半ばやけくその判断だが、さすがに現実的ではない。
この道を選べば、自民党が野党に転落するだけにとどまらず、「党が崩壊する事態」(党幹部)にもつながる危険があるためだ。
首相の「やけくそ解散」を思いとどまらせる動きが党内で強まり、政権運営に強い影響力を持つ森喜朗元首相らが
首相を最終的には説得するのではないかとの観測が強い。反対論で党内人事を断念した経緯などを考えれば、
「自信家」の首相も早期解散を思いとどまる可能性は十分にある。
ただ、「早期解散見送り、首相続投」ということで首相と森氏が折り合うようなことになっても、ドラマは終わらないだろう。
早期解散の恐怖がなくなった分、麻生降ろしの動きがさらに強まることは間違いない。事態がさらに混迷した場合、
首相が退陣にまで追い込まれることになる。現段階では麻生首相の手で解散を行うことを容認し、
政局に対し音無しの構えの公明党も、こうした状況になれば、首相に見切りを付けることも考えられる。
首相退陣の事態にまで発展すれば、即座に自民党総裁選ということになる。 続く
東京新聞 URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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