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・次期総選挙で大量の候補者を擁立する「幸福実現党」がネット上で公開している動画が話題を呼んでいる。
“手作り”ながらクオリティーの高さが「リアルだ」と評判になっているのだ。
動画は「もし、北朝鮮が核ミサイルを日本に撃ち込んできたら?」との想定をもとに制作されたドラマ。
男性社員がテレビを見ていると、突然「北朝鮮が飛翔体を発射」との臨時ニュースが始まる。
「ミサイルなんか撃つわけないでしょー」と楽観視する社員らだが、ニュースでは「大阪、名古屋で大きな
爆発」「爆発は核爆弾によるもの」と刻々と状況を伝えていく。そして最後、「3発目の着弾予想地点は
…東京です!!」と緊迫した表情で発表したところで放送は突然中断。オフィスも大混乱に陥った直後、
画面はキノコ雲が立ち上る映像に切り替わる。「日本はどうすべきなのか」のメッセージと幸福実現党の
マニフェストが映し出されて動画は終わる。
最初から幸福実現党のマークが表示されているため、同党のPR動画であることは分かるのだが
なかなか迫真の出来だ。内容が評判を呼び、アクセスも殺到。
広報担当者は「北朝鮮のミサイルの危険性を映像で表した。(国民の)みなさんは、まだボンヤリしている。
危険に気づいていない人が多い」と力説。母体である宗教法人「幸福の科学」は以前からアニメ映画の製作
などを行っており、得意の映像でPRしようという狙いらしい。
動画が話題になるなか、出演者にも注目が集まっている。特にキャスター役の女性については、その正体を
探る書き込みが相次ぐなど一部にアイドル的な人気も出始めている。担当者は「彼女はうちの党員でフリーの
司会者でもある永田真理さん。ほかの出演者もみんな職員です。制作期間は約1週間。すべて自前のため、
制作費はほとんどかかっておりません」と説明する。
見る者をギクリとさせる内容に「不謹慎だ」との声もあるが、動画公開直後の4日、北は7発のミサイルを発射。
同党の“予言”は絵空事とも言えなくなっている。(抜粋)
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