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★献金虚偽記載問題 民主、試される危機管理
民主党政権が実現すれば首相に就任することになる鳩山由紀夫代表が、
自民党から厳しい「身体検査」の洗礼を浴びている。標的は個人献金の虚偽記載問題だ。
民主党は個人の問題と位置付けるが、鳩山氏が党代表である以上、本人の説明責任にとどまらず、
党首を支える側の危機管理能力も問われている。 (竹内洋一)
鳩山氏は六月三十日の記者会見で、二〇〇五年から四年間、故人や実際には
寄付をしていない人から百九十三件、総額約二千二百万円の個人献金を受けたと
政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたことを認め、陳謝した。
虚偽献金の原資は、鳩山氏が事前に秘書に預けていた個人資産だったと釈明。
会見は質問が出なくなるまで約一時間に及んだ。
鳩山氏はその後も毎日、報道陣の質問に答えており、少なくとも報道を介して国民の疑問に答える姿勢は示している。
鳩山氏が政界有数の資産家であるが故に生じた問題という側面もあり、
有力議員と企業の癒着を疑わせる典型的な「政治とカネ」の問題とは、色合いを異にする。
だが、誰もが納得できる説明が尽くされたとは言い難い。
最大の疑問点は、会計担当だった秘書が虚偽記載をした動機だ。
鳩山氏は「個人献金が少ないことが私に分かったら大変だという思いがあったのではないか」
「なかなか企業団体献金が集まらない焦りもあったと思う」と推測するだけで、今も調査中だとしている。
自民党はプロジェクトチームをつくって鳩山氏の資金問題を徹底追及している。
連日記者会見を行い、新たな疑惑が判明したと発表して攻勢をかけている。
民主党内には、選挙に与える影響を心配する声もあったが、
五日の静岡県知事選に勝利したことで鳩山氏は求心力を保っている。
七日の常任幹事会では、鳩山氏が資金問題を説明したのに対し異論は出なかった。(続く)
中日新聞 URLリンク(www.chunichi.co.jp)
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