09/07/08 19:13:01 0 BE:480090427-PLT(12224)
中国の新疆ウイグル自治区で起きた暴動について、中国の国営メディアは、現地で漢族と
ウイグル族が協力しあって暴動の被害者を助ける様子を伝えるなど、民族間の対立を早急に
和らげて事態を収拾させたいという、中国政府の考えがうかがえます。
中国国営の中国中央テレビは、現地時間の8日正午のニュースで、今回の暴動でけがをした男性が、
漢族の警察官とウイグル族の警備員の協力によって病院の治療室へ運ばれ、
一命を取り留めたと詳しく伝えました。またウルムチ市内の献血センターに漢族と
ウイグル族の人々が訪れ、暴動でけがをした人たちのために献血をしている様子を伝えるなど、
漢族とウイグル族が協力し合う姿を伝えています。一方、8日付けの中国共産党の機関紙、
人民日報は、論評の中で「中華民族は暖かく大きな1つの家庭であり、漢族と
少数民族は切り離すことはできない。団結がうまくいけば、経済発展は速くなり、
恩恵も多くなるが、団結が破壊されると、発展は停滞する」として、経済成長を
続けていくためにも民族間の団結は重要だと呼びかけています。国営メディアの報道からは、
団結の重要性を訴えることで、漢族とウイグル族の間の感情面での対立を和らげ、
事態を収拾させたいという、中国政府の考えがうかがわれます。
*+*+ NHKニュース 2009/07/08[19:11] +*+*
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