09/07/08 15:24:07 0
(>>4の続きです)
■孤独と不安に耐えることができない麻生
この点でも小泉は対照的だった。小泉が内閣改造などに手をつける時、
キングメーカーを気取る森は盛んに観測気球を上げる一方で、小泉に直接、自分の意向を伝えようとした。
メディアも「小泉がいかに変人とはいえ、森の意向は忖度(そんたく)するはずだ」と、
森の口から人事情報を取ろうと森を追いかけ回した。
しかし、実は必死だったのは森の方だった。なぜか?
自らの意向を伝えようにも小泉と連絡が取れない。
連絡が取れなければ、意向も何も伝えようがない。
もし、そうした事実が露呈すれば自らの影響力低下は免れない―。
小泉内閣の終盤、森は内閣改造があるたびに、意図的に東京を離れた。
人事に自らの影響力が及んでいないことをメディアに悟られないための森なりの延命策でもあった。
「人の話を聞けばぶれる」
小泉は決断を下す時、意識して外部との接触を絶った。
それが求心力を生み、また、首相の立場に重みと力を与えた。
記者団に囲まれるたび、逆に記者に質問をしたり、「君はどう思う?」などと繰り返す麻生。
自信がない故に、不安が故に、人に意見を求めてしまう。そして、決断がぶれる。
孤独と不安に耐えることができない麻生に残された道は、やはり手足を縛られた野垂れ死にか。
(おはり)