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★ウイグル暴動「漢民族被害」発信狙う 地元政府が取材手配
・ウルムチ市で起きた大規模デモに対し、中国当局は「暴動」とみなして漢民族の被害をことさら
強調している。在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」に扇動された「民族分裂分子」が漢民族を
襲ったことを国民に印象づけ、当局が行ってきた少数民族政策の正当性をアピールする狙いが
あるとみられる。
地元政府は当局と市民の衝突直後から、市内のホテルに臨時プレスセンターを設置。取材バスを
出したり、現場の映像や写真を提供している。
市内ではウイグル族経営の商店や飲食店もショーウインドーを割られるなどの被害を受けているが、
当局が取材手配をしたのは、焼き打ちに遭った漢民族経営の自動車販売店。報道陣が到着するや、
待ちかまえた社長が取材に応じ、「ウイグル族に襲われ、展示していた30数台が焼かれた」と
被害状況を延々と語った。
負傷者が入院している病院で、インタビューを受けたのもあらかじめ決められた漢民族の女性。
報道陣に配布された死者や負傷者の写真に写っていたのは、いずれも漢民族とみられる被害者だった。
一方、暴動の夜、帰宅途中に暴徒に殴られたというカザフ族の男性は「殴った相手は漢民族なのか、
ウイグル族なのか分からない。両民族が殺気立っていたから」と話した。
暴動による死者は156人。7日の記者会見で、民族別の内訳について聞かれた当局幹部は「調査中で
分からない」と質問をはぐらかした。別の記者が「死者数が確定しているのに、分からないのはおかしい」と
ただしたが、幹部は無視を決め込んだ。(>>2-10につづく)
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