09/07/08 10:21:34 wz9wfsuc0
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今回は、8年間天王寺夕陽丘保育園で、保育士として働かれている小山田みきさんにお話をうかがいました。
小山田さんは大分県の盲学校のご出身で、京都の短大で保育士の資格を取得されています。
問 :保育士のお仕事を見つけるまで、たいへんだったのではありませんか。
答 :求人に応募した保育園には、ボランティアをさせてもらえるようにお願いしました。
そして実際を見てもらって、やっと面接にこぎつけるという感じでしたね。
問 :どのようなお仕事をされていますか。
答 : 保育園で体験したことを思い出してみてください。
脱尿の後始末をしたり、食事の準備や後片付けをしたり。
同じ部屋に他に2人先生がいますが、どうしようもないとき以外は、
特別に補助の先生がついているというわけではありません。
問 :子どもたちに絵本の読み聞かせをしてあげたり、ピアノの伴奏をしてあげたりもしますか。
答 :します。絵本を読むときは、点字を子どもが読んでいるページと反対のページに貼るなどして、
点字を読む手で絵本が見えなくならないように工夫しています。幸いピアノも弾けます。
でも、絵本を読んだり、ピアノを伴奏したりするのは保育の一部です。
問 : 事務的なお仕事はどうですか。
答 : 連絡帳だけは読み書きをしてもらっていますが、それ以外の事務的な仕事は音声パソコンでやっています。
問 : 職場の人付き合いで留意されていることはありますか。
答 : 転んで泣いている子の後ろで、別の子が脱尿する。
とてもじゃないですけど、ゆっくり話をする暇なんて無いんです。
どんなにがんばっても、私達は健常者より一つのことに時間がかかってしまうので、
せめて間違いの無いよう丁寧にやって、迷惑をかけないようにしています。
8年間、子どもたちの安全に神経を尖らせながら、小さな戦場のような職場で働いてこられた小山田さんは、
活き活きとした、力強い方でした。