09/07/07 21:39:31 0
★暴走するネット規制 、あるいは「ネットで婚活」終了のお知らせ
・今年4月から施行された、いわゆる青少年ネット規制法では、青少年へのフィルタリングが義務付けられた。
児童ポルノ禁止法の単純所持規制も、大きな話題だ。児童ポルノに限らずポルノ全般に関しては、今や
その主な流通ルートがネットであることから、サイトへの接続を強制遮断するブロッキングを実施するか
どうかが検討され始めている。
児童ポルノ法改正案の危険性については以前のコラムでも指摘したが、えん罪の道具として利用される
可能性が飛躍的に高まることになる。これは痴漢えん罪と同様で、例え濡れ衣であったことが明らかに
なっても、社会的には抹殺に等しい点で、人ひとりの人生を簡単に破壊してしまう。
そしてもう1つ、これから大きな問題になりそうなのが、出会い系サイト規制法である。
これの改正法が昨年から施行されているが、これはいわゆる「出会い系サイト」とされる事業者は
各都道府県の公安委員会に届け出をだし、児童(18歳未満)が児童買春その他の犯罪に巻き込まれ
ないよう、利用者の年齢確認や児童の書き込みの削除などを行なわなければならないというものである。
ところが実際の法運用の段階になって、どうも妙なことになってきた。今年4月に、警視庁がミクシィなどの
サービスプロバイダに対して削除要請を出したというニュースがあったのをご記憶だろうか。ミクシィ側では
警察の要請で削除したのではないとしているが、結果としては「出会い」に関するものは、性的交渉を
目的としたいわゆる「出会い系」とは関係ないものまで、一斉に削除された。
この動きの元になったのが、出会い系サイト規制法である。ではなぜ、性的交渉とは関係のない、
健全なコミュニティまで削除されることになったのか。それは、警察庁が出したこの法律に関する
ガイドラインで、「インターネット異性紹介事業」として、「性交等を目的とする交際に限られない。」と
定義されているからである。(>>2-10につづく)
URLリンク(plusd.itmedia.co.jp)