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日本人の高齢者の一部が、新型インフルエンザに対する抗体を持っていることが国立感染症研究所
などの調査でわかりました。専門家は、この抗体が感染を防ぐ効果がどれくらいあるかわからないが
、過去によく似たウイルスに感染した経験があるのではないかとみています。
これは、東京にある国立感染症研究所などの研究グループが調査したものです。研究グループは、
新型インフルエンザが発生する前に保管されていた20代、30代の30人と60代以上の30人の2つの
グループの血液を使い、新型インフルエンザのウイルスに反応する抗体があるかどうかを調べました。
その結果、若い世代では抗体があったのは1人だったのに対して、60代以上のグループでは、およそ
40%の人が新型インフルエンザに対する抗体を持っていました。抗体はウイルスに感染したときに
免疫反応としてできるもので、研究グループでは、高齢者では過去に今回の新型インフルエンザと
よく似たウイルスに感染した経験があるとみられるとしています。高齢者が新型インフルエンザの抗体を
持っていることはアメリカでも確認されています。ただ、今回の調査は人数が少なく、日本人の高齢者が
どの程度抗体を持っているかや感染を防ぐ効果がどれくらいあるかはわかっていないということです。
国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの小田切孝人室長は「反応はあっても、
それほど高い値ではなかったので感染を防ぐ効果は不明だ。高齢者も引き続き感染予防の対策を
続けてほしい」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)