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渓谷美で知られるみどり市大間々町の観光名所「高津戸峡」で自殺者が絶えないことを
受け、同市は本年度内に「はねたき橋」欄干のかさ上げを実施する。かさ上げは橋の
全長１２５メートルのうち、直下に流水がある中央部分の32メートル間。現状から45センチ
かさ上げして１メートル55センチとする。岩を避ける心理を考慮、景観とのバランスにも
配慮して一部分にしたという。かさ上げの方法は今後検討する。
高津戸峡は、渡良瀬川が造った大自然の彫刻ともいわれる景勝地。特に「はねたき橋」から
見下ろす雄大な景観が人気を集めている。新緑や紅葉の時季を中心に観光客が大勢訪れる。
半面、飛び降り自殺者が絶えず、同市の調べでは、２００２年から７年間で高津戸峡近くで
22人が自殺した。はねたき橋が９人、上流の福岡大橋４人、下流の高津戸橋４人。
地点不明が５人。大間々署から08年に欄干かさ上げの要望が出されていた。
景観を壊すとの地元の声もあり、同市は橋のライトを気持ちを静める効果があるというブ
ルーに変更するなどしたが、その後も発生したため、かさ上げを決めた。本年度に実施する
塗装工事に併せ、６月補正予算に設置費約６００万円を盛り込んだ。
上毛新聞 2009年7月5日(日) AM 07:11
URLﾘﾝｸ(www.jomo-news.co.jp)
▼欄干をかさ上げするはねたき橋 （画像）
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