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広告収入の落ち込みが深刻な放送業界にあって、今年3月期決算では開局以来初の赤字に転落したテレビ朝日。
番組制作上の不祥事も続く中、6月25日付で社長に就任した早河洋氏(65)が産経新聞のインタビューに
応じ「組織的な取り組みだけでなく、テレビマンの誇りが大切」と、放送倫理の向上に努める姿勢を強調した。
「検証すると、ほとんどの事例の制作過程で、誰かが『これはやめた方がいい』『取材が足りない』と
指摘している。それをデスクやプロデューサーが見逃したり聞き入れなかったりした」と説明する。
同局では近年、「報道ステーション」でマクドナルドの元従業員に店の制服を着せて証言させるなど、
放送倫理上の問題が相次いでいる。6月には北朝鮮の金正日総書記の三男、正雲氏として別人の写真を報道、
謝罪する一件もあった。「不祥事が積み重なれば視聴者や広告主の信頼を失う。
スタッフが疑問を十分に言い合えば、問題はだいぶ減る」と話す。
早河社長は中央大法学部を卒業後、昭和42年に当時のNETテレビに入社。報道畑を歩み、
「今、世界は」のディレクターを務めた後、60年にプロデューサーとして「ニュースステーション」を
スタートさせた。その後、編成局長、報道局長、副社長を歴任。朝日新聞出身の社長が続いた
同局初の生え抜き社長として注目されている。
業界の不況に対しては、「おもしろくてためになって感動する、暮らしにやさしい番組作りが何より」
と指摘する。6月に高視聴率をマークしたドラマ「刑事一代」のように、「腰を据えて
見ることができる人間くさい骨太のドラマ」に今後も注力するという。
「暮らしや災害情報をはじめ、視聴者の身の回りの情報を伝えることが、放送局の一番の公共的責任と
思っている」と、新しいテレビ朝日のかじ取り役としての決意を口にした。
(後略)
*+*+ 産経ニュース 2009/07/04[07:59] +*+*
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