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東京・銀座にある眼科の診療所で視力を矯正するレーシック手術を受けた患者が
集団感染したことから、日本眼科学会が全国の医療機関を対象に実態調査を行ったところ、
1年間で110人余りが手術後、合併症を起こし、治療を受けていたことがわかりました。
ことしの2月、東京・銀座にある診療所「銀座眼科」でレーシック手術を受けた患者が
角膜炎などに集団感染していたことが明らかになったことから、
日本眼科学会では学会の専門医がいる全国1155の施設を対象にトラブルなどについて
調査を行いました。
その結果、レーシック手術のあと感染症などの合併症を起こし、
これらの医療機関で治療を受けた患者が、ことし5月までの1年間にあわせて114人いたことが
わかりました。
このうち52人は、「銀座眼科」で手術を受けたことがある人で、中には角膜移植が検討されたケースも
あったということです。
一方、ほかの医療機関では集団感染は確認されなかったということです。
レーシック手術を受ける人は年々増えていて、現在は年間におよそ45万人に上ると推計されています。
日本眼科学会の常務理事で筑波大学の大鹿哲郎教授は「メスを使う手術なので、
ある程度感染症は起こりうるが、衛生面の対策を怠った集団感染はあってはならない。
学会が作っているガイドラインに感染症対策を盛り込み、再発防止に努めたい」と話しています。
ソース:NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)