09/07/03 08:29:23 cGpVshCs0
やっとの思いで電車に乗り込む。
チラと見た電車の車内に人影は無い。
最後尾に乗り込むやいなや、視界が急にぼやけた。煙だ。
この車内に人影がいないのも、なっとくがいった。
ホームレスだ。どこからか探し出してきたのだろう。
残飯と思しき変色したコンビニ弁当を床に広げ。
手巻きのタバコをくゆらせながら、パック清酒で酒盛りをしてる。
車内に立ち込む紫煙の臭は、
明らかにソレが正常なタバコでは無いことを如実に物語っていた。
ぶつぶつと絶え間なく繰り返される意味不明な言語の羅列と
股間から広がる怪しげな水溜り。ここはヤバい。直感がそう告げている。
隣の車両に移ろうとドアを開けると隣の車両の床には
揺れに合わせて何本もの使用済みの注射器がカチカチと音を立てながら転がっていた。