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「妖怪学リニューアル」。
東洋大学で開かれている講義が学生たちの人気を集めている。
妖怪、悪魔、UFO、怨霊(おんりょう)などについて哲学や心理学、宗教学からアプローチ。
不可思議なものを頭から否定せず、まじめに考えようという試みだ。
妖怪学は東洋大の創立者・井上円了が1887年(明治20年)に開講。
迷信や俗信に民衆が惑わされないよう、妖怪のしわざと誤解されていた自然現象などについて
哲学者の円了博士が学問的に解明しようとした。
円了の生誕150年を機に、今年の「春学期」の目玉講義として約120年ぶりに復活した。
ライフデザイン学部の菊地章太(のりたか)教授(50)(宗教学)を中心に、
インド哲学、ロボット環境学、社会学などを専門とする3人の教授、准教授が脇を固める。
全学部から約700人が受講。UFO、心霊写真、幽霊などのオカルト、
ヨーロッパやアジアの妖怪などを取り上げてきた。
11回目となった6月30日のテーマは「悪魔」について。映画や美術作品などを例に、
西洋や中東などで悪魔的なものが社会にどのような影響をもたらしたのかを説いた。
同学部4年の嶋村美希子さん(21)は「未知の存在はあるんじゃないかと思えるようになった。
なんでもわかる、というのは現代人のおごりかも」。
菊地教授は「理性で割り切れないものの価値を学んでほしい」と話している。
ソース:読売新聞
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