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★鳩山氏虚偽記載 「説明責任」なお危険な賭け
民主党の鳩山由紀夫代表が30日の記者会見で、自身の資金管理団体の政治資金収支
報告書に、虚偽の記載をした問題を釈明した。「政治とカネ」問題の説明責任を自ら果
たすことで、盛り返した党勢の退潮を最小限に食い止める狙いがある。ただ、中央突破
を図った鳩山氏の賭けは、かえって世論の不信感を増幅させる危うさもはらむ。次期衆
院選後の政権交代の実現に向け、民主党の屋台骨が再び揺らいでいる。
(中略)
30日に会見を開いたのは、次期衆院選の前哨戦と位置づけている静岡県知事選(5
日投開票)や都議選(12日投開票)を控え、疑惑を引きずったままでは選挙戦にマイ
ナスとの判断がある。政府・自民党が衆院解散・総裁選の実施時期をにらみ、党役員人
事・内閣改造を検討するなど、混迷を深めているため、世論の関心をかわせる好機とみ
ていたのは間違いない。
鳩山氏の会見を受け、党内では、「迂回(うかい)献金など重大な違法事実がないの
で、今後の党運営に影響ない」(中堅)との見方が大勢だ。自民党二階派のパーティー
券購入問題をめぐり、東京第3検察審査会が「起訴相当」との議決をするなど、西松事
件をめぐる東京地検特捜部の動きも、鳩山氏の問題をかすませるとの期待もある。
ただ、次期衆院選の「顔」となる代表に再び「政治とカネ」に絡むスキャンダルが見
舞った影響を見通せないのは事実で、「党のイメージダウンにつながることは否めな
い」(若手)と懸念する向きもある。
「資金管理団体、政党支部の代表者は政治家本人。領収書の多重使用などは事務的な
ミスではない」
鳩山氏は平成19年9月、閣僚の事務所費問題が相次いで発覚したことを踏まえ、管
理態勢の甘さを批判した。だが、その矛先は今、鳩山氏自身に向いている。
■ソース(Yahoo! ・産経新聞)(松本浩史)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)