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兵庫県伊丹市立伊丹病院で２００３年１０月、突発性難聴で
入院した同市内の主婦（当時４６歳）が死亡したのは
「医療ミスが原因」として、遺族４人が同市に約７４００万円の
損害賠償を求めた訴訟の判決が３０日、神戸地裁であった。
角隆博裁判長は医師の過失を認定し、
同市に約６５００万円の支払いを命じた。
判決によると、女性は０３年９月２９日、突発性難聴で入院。
治療前、医師に「血糖値が高いかもしれない」と訴えたが、
糖代謝に大きな影響を与えるステロイド剤を投与され、
「低カリウム血症」を発症し、１０月３日、心不全で死亡した。
角裁判長は「詳しい検査をしていれば、女性が糖尿病だ
とわかったのに、漫然とステロイド剤を投与した」と述べた。
同病院の井上博事務局長は「判決文を見ていないので
コメントできない」としている。
※元記事： URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
読売新聞 平成21年06月30日