09/06/30 18:32:43 gVqlgXE60
>>844
いや。
純粋な共産主義は、純粋な資本主義(その果ての自滅)を前提として始めて成立し得るということ。
ただ、同時にそれ以上に重要なのは、
経済システムとは別に、政治システムとして、成熟した純粋な民主主義がどれだけ機能し得るかということ。
既存の共産主義を掲げた国々は、その両方を満たしていなかった罠。
ちなみに純粋な共産主義とは国有化だとか計画経済だとかそういう方法論を意味しない。
あくまで、共産主義が目指した理念にどれだけ忠実かということ。
そして、共産主義が目指した理念とは、本来、民主主義の理念そのものなわけで、
民主主義の貫徹のために要請される経済システムな罠。
なぜなら、資本主義体制化での民主主義は、所詮経済的な力が、政治の力を歪めてしまえるから。
これは目下、経団連や外資の影響力を見れば、あとは語るまでも無いだろうw
というわけで、本来の共産主義とは、あくまでそのような経済的な力、資本の力が、
政治を支配し、そして人々を支配し抑圧してしまうことを防ぐために要請される経済システムな罠。
だから、その本来の理念、目的に反して、自らが政治を支配し、人々を支配、抑圧してしまうなら、
それはもはや共産主義とは呼べない。共産主義とは対極に位置する体制な罠。