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東京都西東京市内で２９日夜、ビルの店舗前で横になっていた同市の職業不詳の
男性（７２）を警視庁田無署員が保護したところ、直後に死亡したことがわかった。
同庁が３０日に発表した。司法解剖して死因を調べるとともに、保護の方法に問題が
なかったか調べる。
同庁地域総務課によると、２９日午後７時４０分ごろ、同市田無町２丁目のビルの
敷地内で、「酔っぱらいが寝ている」との１１０番通報があった。田無署地域課の
巡査部長（５２）ら６人が駆けつけると、男性がビル１階で横になっていた。
「立ってください」などと話しかけると、男性が「さわるな」などと叫んで暴れた
ため、手首を布製の保護バンドで固定し、ビニール製の保護シートで体を包み、
約２５０メートル離れた同署まで歩いて運んだ。同８時半前、署内で保護バンドなどを
外したところ、男性はすでに心肺停止状態だったという。
検視の結果、目立った外傷は確認されていないという。関和美茂・地域総務課長は
「現時点で適切な措置だったと考えている」としている。
asahi.com 2009年6月30日13時32分
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