09/06/30 10:35:46 0
「何も持たないわれわれにツケをかぶせて、『しょうがないんだ』のひと言で
済まされるのはつらい」。三菱ふそうトラック・バス(川崎市幸区鹿島田)の
“派遣切り”に遭い、同社や派遣会社を相手取り東京地裁に提訴した元派遣社員の
鈴木重光さん(36)は、提訴後の会見で、仕事を突如失った苦しい胸の内を明かした。
鈴木さんは昨年末の解雇に伴い、非正規労働者でつくる労働組合「首都圏青年
ユニオン」に加盟。同組合とともに、三菱ふそうや派遣会社に解雇の撤回を求めて
きたが、三菱ふそう側は「直接の雇用関係にはない」とし、交渉は進まなかったという。
鈴木さんは会見で、「ふそうで再び働くにはこの方法しかなかった。すがりついてでも、
あの職場に戻りたい」と、復職への希望を切々と語った。弁護団の笹山尚人弁護士(39)も
「労働者が質の高い環境にあってこそ、高品質な製品が生まれるはずだ」と語り、
三菱ふそう側に譲歩を求めた。
鈴木さんはまた「(提訴をきっかけに)同じ立場の人に声を上げてほしい」と期待した。
東京新聞 2009年6月30日
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
▽三菱ふそうなどを相手取り、正社員としての復帰を求める訴えを起こした元非正規労働者と支援者たち(画像)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)