09/06/29 14:13:28 0
★党・閣僚人事を断念 首相、自民内反発受け
麻生太郎首相は、週内に行うことを検討していた自民党役員・閣僚人事を見送る意
向を固めた。首相周辺や与党幹部らが二十九日午前、明らかにした。これにより、七
月十二日の東京都議選前の衆院解散は見送られる公算が大きくなった。
首相は次期衆院選に向けて党と内閣の態勢を強化するため、来月一日の二〇一〇年
度予算編成の概算要求基準(シーリング)決定直後にも党役員と一部閣僚の人事断行
を検討していたが、解散直前の役員入れ替えに党内で反発が強まったため、強行す
れば混乱に拍車を掛けかねないと判断した。首相周辺は「大義がない以上は難しい」
と述べた。
内閣支持率が低迷する中、政権浮揚をかけた党役員・閣僚人事の見送りを余儀なくさ
れたことは、首相の求心力欠如を印象付け、党総裁選の前倒し実施を求める動きなど「
麻生降ろし」が勢いづくのは必至だ。
首相は二十四日夜、安倍晋三元首相と公邸でひそかに会談。安倍氏は東京都議選前の衆
院解散-八月上旬総選挙を視野に、細田博之幹事長ら党三役の交代と、与謝野馨財務・金
融・経済財政担当相、国家公安委員長と沖縄・北方担当相を兼ねる佐藤勉総務相の兼務解
消などを進言した。
これを受け、首相は党役員・閣僚人事を検討したが、党内各派閥への根回し不足などから異論が噴出。
首相は二十七日夜、細田氏に「自分が(党役員人事断行を)言ったこともないし、外野が勝手に作り上げているだけだ」と消極姿勢を示していた。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)