09/06/29 23:12:41 U2mnvVK60
現在、道州制の議論が高まりつつあるが、「名古屋州」と「東京州」の2択みた
いに考える発想は問題。
中部地方内でも、中京、静岡県、北陸は基本的にそれぞれ独立した地域。
現状、交通網的にも経済的にも東海3県内は概ね一体感があるが、静岡県や北陸
などはそこから取り残されている。
したがって、仮に「中部州」が「名古屋州」であれば、州内でも中京地域ばか
りが優遇され、静岡や北陸などは行政的に後回しとなり取り残されるのは確実。
これは東から見ても同様で、交通網的にも経済的にも、静岡県や新潟県、長野県
などは首都圏の各県と比べて一体感を欠いているため、仮に「関東州」が「東京州」
であれば、 首都圏ばかりが優遇され、山を隔てた静岡や長野、新潟などは行政的に
も後回しとなり取り残されるのは確実。
しかし、こうした陸の孤島ともいえる地域を、どこかの大都市の傘下に組み込もうとする
こと自体に無理がある(悪い言い方で大変申し訳ないが)。
道州制を実施する以上、日本を10程度のブロックに区分せざるをえないのであれば、
静岡県や長野県、新潟県などは、どこの州に所属するとしても、州都から一定の独立性
と自主性を持たせたうえで、その中心都市に副州都的なものを置いてやっていったほうが、
地域生活に密着した行政が期待できるのではないか?
つまり、中部州か関東州の中にある意味「静岡州」ができるようなもので、沼津や
浜松にとっては「名古屋州」や「東京州」と比べてそっちのほうがよりよい選択。
まして掛川や富士となればなおさらだろうし、静岡市にとってはいうまでもなく
最良の選択。(ただし浜名湖の西側と丹那の東側は別)
その上で、西部は名古屋方面と、東部は東京方面と、中部は両方と連携を図っていけ
ばいい。 県庁関係者は県内各都市の未来のためにもこの意見に真摯に耳を傾けて欲しい。