09/06/28 19:01:20 0
富山市で生活保護を受けていた男性(56)の遺体が、本人の同意がないまま市によって、
学生の解剖実習などのため日本歯科大の新潟生命歯学部(新潟市)に引き渡されていたことが
28日、市などへの取材で分かった。市によると、遺族が引き取りを断り、大学への引き渡し
を了承した。
引き取り手がない遺体の扱いは、生活保護法などで市町村による埋葬を定める一方、
死体解剖保存法では大学への提供、解剖も認めており、市の対応は違法ではないが、
識者や弁護士から「法の不備で遺体の扱いに差がある。本人同意のない身体の提供は倫理的
に問題」との声が出ている。
富山市などによると、男性は4月22日、市内のアパート自室で死亡しているのが
見つかった。県警は事件性がないと判断し、警察署に一時安置。市の依頼を受けた大学が
24日に引き取った。
市社会福祉課は「受け入れ先が見つかった以上、(市の)仕事は効率的、経済的に
すべきだと判断した」としている。遺族に生活保護法に基づき葬祭扶助が出るという説明は
しなかったという。
日本歯科大は「これまでも複数回引き受けたが、今後はやめることを検討している」とした。
▽東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
依頼がありました
スレリンク(newsplus板:165番)