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景気後退の影響が、ぎりぎりの生活を続けてきたひとり親家庭を直撃している。
昨年末に派遣切りに遭い、今年4月から生活保護費の受給をはじめた
岐阜市のシングルマザーの女性(49)は「服は3年間買っていない」と嘆く。
厳しい暮らしぶりを聞いた。
女性が小学5年と中学3年の2人の娘を連れ、着の身着のまま家を出たのは6年前。
夫の暴力が原因だった。造園業者を営む親類の家を間借りし、日給7000円で働いたが、
仕事は不定期で月収は1万~6万円ほど。
2年後に別の造園業者に転職し、月収は16万円程度に増えたが、入社8カ月で腰を痛め、退社した。
生活保護や児童扶養手当の存在は知っていたが、
「自分の手で生計を立てたい」との思いから利用はしなかった。
2人の娘を進学させる余裕はなく、2人とも中学卒業とともにアルバイトを始めた。
自身は2年ほど前から、県内の自動車部品工場などで派遣社員として勤務したが、
世界的な不況の波が押し寄せた昨年11月、派遣切りに遭った。
当初は生活保護申請が受け付けられず、今年4月の受給開始まで、1日1食の生活が続いた。
ようやく受給が始まったが、就職活動をするよう市役所から催促の電話がかかる。
「今までの人生で心も体もボロボロになった。これ以上働く意欲がわくと思いますか」
今年1月に娘の一人が嫁いだが、もう一人の娘は就職できていない。
保護費14万円で2人分の生活をまかなう。
食品の買い出しは3週間に1度だけ。冷蔵庫には3週間前に買ったキャベツの芯があった。
「野菜の葉の一枚たりとも無駄にできない。
生活にも心にも余裕のないひとり親は私だけではないはずです」(>>-以降に続くです)
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