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周南署は25日、下松市内の無職男性(32)を覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで誤って逮捕したと
発表した。簡易検査で覚せい剤使用の陽性反応が出たため逮捕したが、山口県警科捜研での正式鑑定で
陰性反応が出た。周南署は同日、男性を釈放した。
同署や県警組織犯罪対策課によると、男性は24日午後4時ごろ、「交通事故を起こしたかもしれない」と
同署を訪ねてきた。事故の事実はなく、挙動が不審だったため、署員が任意で尿を採取して簡易検査をした。
その結果、覚せい剤使用を示す陽性反応が出たため緊急逮捕。男性は容疑を否認し「かぜ薬を飲んでいる」と
供述していたという。
ところが、県警科捜研が25日、同じ尿を正式鑑定したところ、陰性反応が出たという。同署は昼前に男性を釈放し、
署員が本人と家族に謝罪した。県警から報告を受けた警察庁は、原因調査を指示した。
県警によると、覚せい剤使用の簡易検査で陽性反応が出た後、正式検査で陰性となった過去のケースは
現段階では把握していないという。県警は、今回の捜査は適正だったとし、検査結果が異なった原因を調べる。
県警組織犯罪対策課の棟久隆祐課長は「こういう事態になったのは遺憾。今後、簡易検査の結果のみで
判断することなく、慎重に捜査を進めるよう再度指示する」とコメントしている。
ソース
中国新聞 URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)