09/06/24 16:16:41 0
マンガ、アニメ、ゲームなどを収集して展示する博物館が、東京の湾岸地域・お台場に
誕生することになった。自他ともに認めるオタクのわたしにとって、こうした施設ができる
のはうれしい。以前から、アニメやマンガは立派な文化だと言っていたのが、ようやく
政府にも認められるようになったと思うと感慨深い。
政府は、赤字垂れ流しの無駄な公共施設という非難をかわしたいのだろう。運営は独立採算
制にするという。ということは、費用のほとんどすべてを入場料でまかなうというわけだ
だが、それは可能だろうか。入場者数は年間60万人を見込んでいるというが、本当にそんなに
多くの人が訪れるとは思えない。
数字の根拠は、文化庁が主催して六本木で開かれている「メディア芸術祭」である。その1日
あたり入場者数が5000人で、その半分程度の入場者数は見込めるというのがその根拠だ。
だが、メディア芸術祭は入場無料である。
たとえ、その入場者数が正しいにしても、入場料を一人数千円にしないと採算が合わない。
これだけ見ても、かなり甘い見通しであると言わざるをえない。
こうした話を聞くと、どうしても思い出してしまうことがある。「私のしごと館」のことだ。
メディアに無駄遣いの象徴としてたたかれたあげく、政府には昨年9月に廃止を決められた。
廃止をするかどうかの検討段階では、民間委託をしたうえで年間5億円の運営補助をすれば、
運営が継続できる目途がついていた。ところが、政府の結論はノーであった。「30万人以上の
入場者があって職業体験する意義は認めるが、政府の財政は火の車である。5億円もの支出を
する余裕はない」というのが政府の言い分であった。
そんな政府が、アニメの殿堂にはドンと117億円を使うというのである。誰がどう考えても、その
バランス感覚はおかしいのではないか。(>>2以降に続く)
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