09/06/24 10:17:42 0
名古屋市の会社員ら男3人が家出した中学生を互いに引き渡し、わいせつな行為をしたとして
愛知県警に逮捕された事件で、少女との出会いにも引き渡しにも、インターネットの
「家出サイト」が利用されていた。
ネットに詳しい専門家はこうしたサイトがネット上に氾濫(はんらん)、中には出会い系サイトが
形を変えたものもある現状を指摘、警察も犯罪に巻き込まれる危険性に警鐘を鳴らす。
■メッセージ続々
「マジで行く所ないよー。ほんと誰か助けてください」
「もうお金も行き場もありません。泊めてくれる優しい神待ち中です!」
家出サイトの掲示板をのぞくと、家出先を求める少女らの写真やメッセージが並ぶ。
住まいや食事を提供してくれる相手を「泊め男」「神様」と表現。
「ゆか」「みき」など自分の通称名や年齢、今いる地域などが書かれる。
「2日食べてません」「今日会える人」など切羽詰まったようなメッセージや、
「多少の事は覚悟してます」の文言も。
サイトの中には、地域別や「癒やし系」など好み別に検索できるものまであった。
■出会いの隠れみの
「実録・闇サイト事件簿」などの著書があるジャーナリスト渋井哲也さんによると、家出掲示板は
10年以上前からあったが、「出会い系サイトの規制が強化されたことで、ここ数年、
出会い系の業者が家出掲示板を隠れみのにするケースが少なくない」と指摘する。
友達の家だとすぐにわかってしまうし、外にいると補導される。ネットカフェもお金がかかる。
「少女の方も、泊めてもらえるから多少のことは仕方ないという意識がある」
また、フリーライター今一生(こんいっしょう)さんは「30~40代の独身男性が増える傾向にあり、
家出した少女を泊める受け皿になりやすい」と分析。「少女の側も次々と『泊め男』を探して渡り歩く」とも。
愛知県警少年課では「家出サイトの実態はまだまだ分からないが、少女が利用する場合は
住まいの提供などといった代償として性犯罪に遭う恐れがある。異性との交際を求める利用者もおり、
相手が見えない以上、命にかかわる危険性も」と強調した。
ソース:中日新聞
URLリンク(www.chunichi.co.jp)