09/06/24 16:18:45 itFBnRLM0
日本の名目GDPが一番高かった1997年を100として主要国の財政歳出額の推移を国際比較してみると、
2006年度の財政歳出額は、アメリカは169、イギリスは160、ドイツは116、フランスは122。
日本の財政歳出額は、たったの102だ。
日本の政府が大きすぎるなんてとんでもない。
日本は「小さすぎる政府」なのだ。
アメリカもイギリスも、日本がずいぶんとおカネを貸している「対日債務国」だ。
彼らはその「日本の金」を使って財政歳出額を伸ばし、グングンと経済を成長させて、
国民の生活を豊かにしていた。
1997年の各国の名目GDPを100として、名目GDPの推移を国際比較してみると、
2006年度の名目GDPは、アメリカ、イギリスは150から160近く、ユーロ地域は140、ドイツは120だ。
一方、10年経っても財政歳出がまったく伸びていない日本は、97である。
1997年から2006年までの10年間で、
アメリカは、財政歳出を1.7倍増やして、名目GDP=給料を1.5倍にし、
イギリスは、財政歳出を1.6倍増やして、名目GDP=給料を1.6倍にし、
ドイツは、財政歳出を1.1倍増やして、名目GDP=給料を1.2倍にし、
フランスは、財政歳出を1.2倍増やして、名目GDP=給料を1.4倍にしたのに、
日本は財政歳出を変えずに、名目GDP=給料も変わらない。
1997年から2006年までの10年間で、300兆円も、外国に貸す金があるにもかかわらず・・・だ。
それは、金融危機で、日本が比較的、損害が少ない今でも変わらない。
被害が少ないのだから、被害が大きいアメリカやイギリスよりも、財政歳出の伸び率は大きくて然るべきなのに、
あいかわらず、日本の財政歳出の伸び率は、アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス以下だ。
その結果、どういうことになったか。
金融危機になって、アメリカやイギリスやドイツやフランスは、
19997年から2006年の10年間に、1.5倍や1.6倍になった給料=名目GDPが、1997年の給料=名目GDPに戻るだけだが、
19997年から2006年の10年間で、給料=名目GDPがひとつも上がっていない日本は、
1997年以前の給料=名目GDPになるのだ。