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・ロックバンドを組む中学生、高校生が県内で増えている。プロのガールズバンドの人気もあり、
楽器店や貸しスタジオは「特に女の子が増えた」という。かつてのロックはメッセージ性や反体制色が
濃かったが、今は気軽に仲間と演奏を楽しむことが主眼となり、保護者らの理解も得やすいようだ。
長野市内の貸しスタジオ。同市東北中2年の5人組ガールズバンド「逃げちゃえ。」が演奏を始めた。
ドラムの音。ベースの低音とエレキギターの高音、キーボードのメロディーが重なる。ボーカルが声を
合わせると、5人の顔が輝いた。「チャットモンチー」などプロのガールズバンドの曲が中心。
「かっこいいから、やってみたい」と結成を呼び掛けたベースの宮沢奈波さん(13)は「みんなで一緒に
音を出せるところがすごく楽しい」と話す。
この貸しスタジオを運営する伊藤嘉文さん(51)は「保護者もロックを享受した世代のため、子どもは
理解を受けやすい」。松本市内の貸しスタジオも「中高生バンドの利用が増え、女の子が目立つ」という。
バンドを組みたい中高生に一番身近なのが学校の軽音楽部だ。高校では、松本蟻ケ崎が3年ほど前の
約40人から今は約70人、野沢北は6年前の約20人が約60人に増加。長野吉田も4月に約30人の
1年生が入部して計53人となり、男女比は1対2で女子が多い。
夏に県高校文化連盟などが主催する軽音楽系クラブ合同演奏会。2005年に40だった参加バンド数は
昨年63、今年は99と増えた。ロックやポップスが多いといい、同連盟軽音楽部会理事長の池田誠司・
上田東高教諭(47)は「演奏会やライブハウスが増え、活動の場が広がったのが要因」とみる。
軽音楽に取り組む女子高生たちを描いたアニメ「けいおん!」も人気だ。中山佳久プロデューサー(46)は
バンドを組む若者の増加は全国的な傾向とし、「バンドは誰もが主役になれるコミュニティー。仲間との
競争や争いを避け、互いを気遣う現代の若者気質に合うのではないか」と話している。(抜粋)
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※画像:練習する東北中2年生5人のガールズバンド
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