09/06/22 15:30:08 0
・“芸術の国”フランスで20日、漫画博物館がオープンした。日本では、政府が進める「アニメの殿堂」
建設計画に与野党から批判の声も上がっているが、フランスでは、税金を投入することに反対の
意見はまったくなかったという。
漫画やアニメなどの文化を保護するために、政府が計画を進めている「国立メディア芸術総合
センター(仮称)」、通称「アニメの殿堂」は、日本では「税金の無駄遣い」との批判も上がっている。
一方、フランス中西部アングレームに20日、「漫画博物館」がオープンした。
世界中から集められた5万冊の漫画とアニメなどの原画8,000点が、4,500平方メートルの敷地に
収められている。
この博物館には、手塚治虫氏をはじめ、海外にも大きな影響を与えた日本の漫画が数多く
展示されている。フランスでも日本の漫画は大人気で、売り上げ総数の4割を日本の漫画が
占めている。
博物館の図書館には、手塚作品や「北斗の拳」など、およそ1万5,000冊の日本の漫画が
所蔵されている。漫画博物館のシモン館長は「子どもだけでなく、誰にとっても漫画は大切な
文化の一部です」と語った。
この博物館オープンにかかった費用は、およそ13億円で、日本の計画のおよそ9分の1だが、
そのほぼすべてを税金で賄った。
訪れた人は「本当にいい文化政策だよ」、「漫画は、誰も動かなければ失われかねない文化遺産。
だから、行政が金を出すのはいいことだよ」などと話した。
日本では賛否が分かれている「アニメの殿堂」だが、漫画やアニメを芸術ととらえるフランスでは、
税金を投入することに反対の意見はまったくなかったという。
URLリンク(www.fnn-news.com)
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